新宿区神楽坂出身。 オーガミノリは、2006年東京藝術大学大学院漆芸専攻を修了し、卒業後漆作家としてオブジェやヘアーピースなどの装飾物を手がけていたが、環境と心境の変化から17年より絵を描きはじめました。 作家自身、即興という言葉を好み、あくまでも無作為に湧く線や面を目の前にある支持体に落とし込んでいく。 この行為は、漆という手間と時間と忍耐力と緻密さを必要とする素材を扱ってきた反動であり、それらすべてを取っ払い、自己表現にライブ感を求めた所以であると想像できます。 創造性を瞬間でかたちにし、熱を帯びたまま完成させたい欲求を叶え獰猛に、そして感情的に描いた結果がすなわちオーガミノリらしさとなって現れています。 20年「Vague」（BAF Studio Tokyo、東京）、21年「In the fog」（DIGGINER GALLERY、東京）、22年「屋根裏」（HAITSU、東京）

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