Program
2023.2.19 | 12:30–14:00
Talk / Round Table
Round Table: アート/アクティビズム
Round Table: アート/アクティビズム
気候危機、グローバル資本主義の暴走、ジェンダー不平等やレイシズムの温存、ヘテロセクシャル中心の社会構造など種々の問題が差し迫ったものとして前景化している。そのような状況に呼応するかのように、かつてないほどアートとアクティビズムは距離を縮めつつある。「芸術=政治」の立場のもと社会問題にアプローチするソーシャリー・エンゲージド・アート(SEA)は、著名な国際芸術祭でも主要な関心事として耳目を集め、一方でアクティビズムの側でもアート的な手法が顕在化しつつある。山積する社会問題を前にアートとアクティビズムはいかなる関係性を取り結ぶことができるのだろうか。本トークではアート領域内外でアクティビズムを実践する、小田原のどか(多摩美術大学ユニオン)、もりたみどり(SLICK/WAIFU)、Yuri Abo・Jeremy Benkemoun(IWAKAN)、篠田ミル(プロテスト・レイヴ)を登壇者として、アートと社会変革の可能性について模索していく。
気候危機、グローバル資本主義の暴走、ジェンダー不平等やレイシズムの温存、ヘテロセクシャル中心の社会構造など種々の問題が差し迫ったものとして前景化している。そのような状況に呼応するかのように、かつてないほどアートとアクティビズムは距離を縮めつつある。「芸術=政治」の立場のもと社会問題にアプローチするソーシャリー・エンゲージド・アート(SEA)は、著名な国際芸術祭でも主要な関心事として耳目を集め、一方でアクティビズムの側でもアート的な手法が顕在化しつつある。山積する社会問題を前にアートとアクティビズムはいかなる関係性を取り結ぶことができるのだろうか。本トークではアート領域内外でアクティビズムを実践する、小田原のどか(多摩美術大学ユニオン)、もりたみどり(SLICK/WAIFU)、Yuri Abo・Jeremy Benkemoun(IWAKAN)、篠田ミル(プロテスト・レイヴ)を登壇者として、アートと社会変革の可能性について模索していく。
登壇者
Guest
ユリ アボ
(IWAKAN)
ジェレミー・ベンケムン
(IWAKAN)
もりたみどり
小田原のどか
篠田ミル
Yuri Abo
Jeremy Benkemoun
Midori Morita
Nodoka Odawara
Miru Shinoda
聞き手
Host
篠田ミル
Miru Shinoda
Round Table: アート/アクティビズム
Round Table: アート/アクティビズム
日時:
2023年2月19日(日) 12:30–14:00
会場:
科学技術館1F Welcome Area(エントランス受付裏)
参加費:
無料(受付にて入場チケットのご提示をお願いします)
参加方法:
事前予約不要
言語:
日本語
Date & Time:
February 19 12:30–14:00
Venue:
Science Museum 1F Welcome Area (behind the entrance reception)
Admission:
Free (Please present your admission ticket at the reception)
Advance reservations not required
Language:
Japanese
登壇者/聞き手
Guest / Host
ユリ アボ (IWAKAN)
IWAKAN Editor
東京都生まれ。プロデューサーとして、ジェンダーインクルーシブな表現や表象を軸に、企業広告やコミュニケーション支援などに携わる。IWAKANでは編集者、PR、コミュニティ運営を主に担当。
Yuri Abo (IWAKAN)
IWAKAN Editor
東京都生まれ。プロデューサーとして、ジェンダーインクルーシブな表現や表象を軸に、企業広告やコミュニケーション支援などに携わる。IWAKANでは編集者、PR、コミュニティ運営を主に担当。
ジェレミー・ベンケムン (IWAKAN)
IWAKAN Editor
フランス・カンヌ生まれ。写真家 / ビジュアルアーティストとして、国内外の広 告やファッション雑誌の仕事に携わる。『IWAKAN』では編集者、展覧会のキュレー ションなどを主に担当。
Jeremy Benkemoun (IWAKAN)
IWAKAN Editor
フランス・カンヌ生まれ。写真家 / ビジュアルアーティストとして、国内外の広 告やファッション雑誌の仕事に携わる。『IWAKAN』では編集者、展覧会のキュレー ションなどを主に担当。
IWAKAN Magazine
2020年10月創刊。世の中の当たり前に“違和感”を問いかけることをコンセプトに、”違和感”を抱く人たちに寄り添うインディペンデントマガジン。違和感には答えがない、でも、私が感じている違和感を誰かと話したい。そんな世の中の当たり前に”違和感”を感じるすべての人たちと共に考え、新たな当たり前を共に創造し提案するために、アートエディトリアルからアカデミックな対話まで網羅し、紙媒体を介して地方でもポップアップイベントを行っている。ジェンダー、セクシュアリティ、男女二元論への違和感など、広いテーマでユーモラスかつ真剣に向き合う。
IWAKAN Magazine
2020年10月創刊。世の中の当たり前に“違和感”を問いかけることをコンセプトに、”違和感”を抱く人たちに寄り添うインディペンデントマガジン。違和感には答えがない、でも、私が感じている違和感を誰かと話したい。そんな世の中の当たり前に”違和感”を感じるすべての人たちと共に考え、新たな当たり前を共に創造し提案するために、アートエディトリアルからアカデミックな対話まで網羅し、紙媒体を介して地方でもポップアップイベントを行っている。ジェンダー、セクシュアリティ、男女二元論への違和感など、広いテーマでユーモラスかつ真剣に向き合う。
もりたみどり
美術家。イベントオーガナイザー。
結婚後に性別移行したトランス女性の妻を持つ3人の息子の母。
妻は2018年にアメリカで性別の変更を行ったが日本では同性婚が認められていないため、今も日本の婚姻関係の書類上では「男性」のまま。そのため性別をアメリカでの性別と同様の「女性」と合わせるよう現在国を提訴している。
妻が性別移行後レズビアンクラブで入店拒否された事を切掛けに、トランス女性サポート、多様性とフェミニズムを掲げたクラブイベント「WAIFU」を立ち上げる。その他、セックスポジティブでオープンマインドなレイブ「SLICK」、アンダーグラウンドカルチャーにおけるZ世代のクリエイター育成イベント「ZØ (zero)」などを主催。
「ロマンチック・ラブ・イデオロギー」を基盤にした社会のあり方に疑問を感じ、コロナ禍の中、婚姻関係にない「外国人」である妻の恋人が入国出来ない事を切掛に、妻と妻の恋人の3人でアートコレクティブ「MOM」を結成し、「家族の在り方」を作品として発表している。
Midori Morita
美術家。イベントオーガナイザー。
結婚後に性別移行したトランス女性の妻を持つ3人の息子の母。
妻は2018年にアメリカで性別の変更を行ったが日本では同性婚が認められていないため、今も日本の婚姻関係の書類上では「男性」のまま。そのため性別をアメリカでの性別と同様の「女性」と合わせるよう現在国を提訴している。
妻が性別移行後レズビアンクラブで入店拒否された事を切掛けに、トランス女性サポート、多様性とフェミニズムを掲げたクラブイベント「WAIFU」を立ち上げる。その他、セックスポジティブでオープンマインドなレイブ「SLICK」、アンダーグラウンドカルチャーにおけるZ世代のクリエイター育成イベント「ZØ (zero)」などを主催。
「ロマンチック・ラブ・イデオロギー」を基盤にした社会のあり方に疑問を感じ、コロナ禍の中、婚姻関係にない「外国人」である妻の恋人が入国出来ない事を切掛に、妻と妻の恋人の3人でアートコレクティブ「MOM」を結成し、「家族の在り方」を作品として発表している。
小田原のどか
彫刻家、評論家、出版社代表。 1985年宮城県生まれ。芸術学博士(筑波大学)。主な展覧会に「近代を彫刻/超克するー雪国青森編」(個展、国際芸術センター青森、2021年)、「あいちトリエンナーレ2019」など。 主な著書に『近代を彫刻/超克する』(講談社、2021年)。「表現の現場調査団」のメンバーとして「ジェンダーバランス白書2022」を発表。複数の大学で非常勤講師を務め、勤務先のひとつで母校でもある多摩美術大学では、ハラスメント問題への対策として労働組合を組織、多摩美術大学ユニオン初代支部長を務める。
Nodoka Odawara
Sculptor, sculpture researcher, and publisher. Born in Miyagi Prefecture in 1985. PhD in Art from the University of Tsukuba. Major exhibitions include Sculpting/Overcoming the Modern : Aomori Snow Country Edition (solo exhibition at Aomori Contemporary Art Centre, 2021) and the 2019 Aichi Triennale. Major exhibitions include “Modernizing/Overcoming Sculpture – Snow Country Aomori Edition” (solo exhibition, Aomori Contemporary Art Center). Major publications include Sculpture/Overcoming Modernity (Kodansha, 2021). ODAWARA is a member of the Field Survey of Expression, which published the White Paper on Gender Balance 2022. ODAWARA is a part-time lecturer at several universities, and at Tama Art University, one of there employers and alma mater, ODAWARA organizes a labor union and heads the union branch of Tama Art University as a response to harassment issues.
篠田ミル
東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専門はメディア論、サウンド・スタディーズ。
また、yahyelのメンバーとしてシンセサイザー/プログラミングを担当する傍ら、コンポーザーとしても活動。多数のアーティストへの楽曲提供やプロデュースのほか、ファッションブランドのルックムービーや映画音楽まで幅広く手がける。
また、プロテストレイヴ、D2021といったイベントの企画・運営を通じて社会問題や政治参加に関するメッセージの発信も積極的に行う。
Miru Shinoda
東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専門はメディア論、サウンド・スタディーズ。
また、yahyelのメンバーとしてシンセサイザー/プログラミングを担当する傍ら、コンポーザーとしても活動。多数のアーティストへの楽曲提供やプロデュースのほか、ファッションブランドのルックムービーや映画音楽まで幅広く手がける。
また、プロテストレイヴ、D2021といったイベントの企画・運営を通じて社会問題や政治参加に関するメッセージの発信も積極的に行う。